最近世の中では様々な分野AIが活用されています。今回はそのAIの成り立ちについて調べてみようと思います。
AIとはArtificial Intelligenceの略で日本語では人口知能と訳されています。
この呼び名は1956年アメリカのダートマス大学で開催された「ダートマス会議」でジョン・マッカーシーにより提唱されました。
彼は今日のコンピュータでは当たり前になっているタイムシェアリング・システム(1台のコンピュータが同時に複数の処理を行うこと)の提唱者でもあります。

出典:LETR WORKS
その後AIのブームは1950年後半~1970年代の第一次ブーム、1980年~1990年代の第二次ブームをへて2000年~現在に至る第三次ブームがあります。
特に第二次ブームではエキスパートシステムというのが幅広い分野で活躍しました。
このエキスパートシステムというのはある特定の分野の高度な専門家の知識をコンピュータに入れておき、その分野の初心者や一般の人などが専門家の知識を活用するものでした。

出典:zero to one
この時点では特定の専門家の知識をAIに入力蓄積して他の人が活用するわけですので、AI自身が自分で学習して更に知識を広めるとか、結果をフィードバックして知識を改善するなどはありませんでした。この点が現在のAIとは大きく異なっていました。
また自動翻訳システムもこの頃に出現しましたが、殆ど使い物にならないもので、現在の自動翻訳に比較すると雲泥の差がありました。
また、この頃のAIが取り扱う情報の形態は文書形式であり、現在のように自然言語、画像、音声などは取り扱えませんでした。