江華島事件と台湾出兵

日清戦争の前夜の話しです。

明治政府初の海外出兵である1874年(明治7)の台湾出兵と1875年(明治8)の江華島事件(朝鮮西岸)です。

台湾出兵は現在の沖縄県の宮古島島民が台湾に約50名漂着した際に原住民に殆ど殺害されたことに対する報復です。


江華島事件は江華島付近で日本の軍艦が砲撃されたことへの報復です。
が夫々表向きの理由です。

台湾出兵については、当時琉球は中国と日本の両方に帰属する存在でありましたが、日本はこの機に乗じて日本のみに帰属させることが真の目的であり、成功しました。

一方の江華島事件は江戸時代までは朝鮮と日本間で国交が有りまあしたが、明治維新後、日本が明治政府になってからは朝鮮との国交を拒否されていました。

これを復活させることが真の目的で、これも成功しました。

これらは両方とも日本の対外膨張路線でした。 この二つの海外出兵の成功で対アジアについて日本は自信を付けました。即ち明治維新以来の強兵策が功を奏した訳です。

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